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2014/09/10 2014/09/10 フィリピン台風災害被災地支援映画上映会

【日時】2014年9月10日(水)午後5時30分~午後6時40分
【会場】京都大学稲盛財団記念館大会議室
【概要】
 2013年11月8日から9日にフィリピン中部を台風30号(フィリピン名ヨランダ)が襲ってから10か月が経とうとしています。この台風による死者は6000人を越え、倒壊家屋は約65万棟、被災者は約200万人に上りました。被災地を襲った高潮はしばしば東日本を襲った津波と重ね合わせられ、日本からも多くの支援が行われてきました。いまなお、復興に向けて懸命の努力が続けられていますが、再び台風のシーズンを迎えようとしています。
 この上映会では、フィリピン・ルソン島北部のバギオ市で暮らす映画監督今泉光司さんと、仙台出身のジャズミュージシャン梅津和時さんらがレイテ島で行っている被災地支援活動の様子を紹介します。梅津さんらはチャリティ・コンサートをしながら被災した各地の学校に楽器を寄贈する支援活動を行っています。その様子は被災地のこれまでの被災と復興の様子とともに今泉さんによってドキュメンタリー映画「2013年11月8日フィリピン・レイテ島、巨大台 風ヨランダ上陸」(35分)にまとめられました。テーマ音楽「東北」は梅津和時さんが作曲し、おおたか静流さんが作詞しました。作品には、梅津さんのサックス吹き語りバージョンとおおたか静流さんが歌うフルバンドバージョンが収められています。
 上映後は今泉さんによる現地報告も予定しています。ふるってご参加ください。
 また、本上映会と同時に開催される京都シネアドボ・ワークショップ「越境する危機と分かち合う記憶――東南アジアを襲う不況・台風・爆弾テロ」(同日午後0時30分~)では、フィリピン人家政婦の視点でシンガポール人家庭の発展と苦悩を描き2013年カンヌ映画祭カメラドールを受賞した「ILO ILO」(アンソニー・チェン監督)をはじめとする東南アジアの映像作品をもとに、東南アジア社会が映像を通じて喪失の悲しみをどのように捉え、受け止めようとしているのかを考えます。

【プログラム】
17:30~18:10 上映「2013年11月8日フィリピン・レイテ島、巨大台 風ヨランダ上陸」
18:10~18:40 トーク「台風ヨランダ被災地支援現地報告――映像と音楽が広げる当事者性」
            話し手:今泉光司(NPO法人サルボン、映画監督)
            聞き手:清水展(京都大学東南アジア研究所)

【参加方法】入場無料・事前申し込み不要

【同時開催情報】本上映会は京都シネアドボ・ワークショップ「越境する危機と分かち合う記憶――東南アジアを襲う不況・台風・爆弾テロ」の一部として行われます。詳しいプログラムはこちらをご覧ください。