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2014/04/04 2013年フィリピン台風災害 被災地調査報告会

私企業と教会が社会基盤を担い、政府が弱いといわれているフィリピンで、災害対応は政府の役割を強めて新しい公共を生み出す契機となるのか。2013年11月にフィリピンを襲った台風(フィリピン名ヨランダ)の被災地を対象に、支援活動の一端に身を置くことで復興過程におけるよそ者の当事者性を意識しながら被災と復興の過程を観察するとともに、災害を契機とする社会変革の可能性を考えます。昨年12月に東南アジア学会等の主催で行われた緊急研究集会の報告と議論を踏まえ、2014年3月にレイテ島とサマール島を訪れた2人の報告者による現地調査報告をもとに、被災から4か月が過ぎた被災地の現状と課題を検討します。

日時:2014年4月4日(金) 午後1時~3時
場所:京都大学稲盛財団記念館2階セミナー室

内容:
報告1 日下渉(名古屋大学大学院国際開発研究科)
「ボディ・ブローのような被災経験――レイテ島ココナツ農家の視点から」
報告2 山本博之(京都大学地域研究統合情報センター)
「手入れのよい社会――車窓から見るフィリピン・サマール島の台風被災地」
コメント 清水展(京都大学東南アジア研究所)
討論

主催:
・京都大学地域研究頭語情報センター「災害対応の地域研究」プロジェクト
・科研費・基盤(A)「災害対応の地域研究の創出──「防災スマトラ・モデル」の構築とその実践的活用」(代表:山本博之)