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2014/02/05 北朝鮮ハフムンの歴史都市空間 朝鮮史×建築・都市史ワークショップ

平壌に次ぐ北朝鮮第二の都市、それがハムフン(咸興)である。同都市は、1945 年以前の日本植民地時代は、二つの都市・咸興と興南として知られていた。咸興は、朝鮮王朝時代より北東部の中心都市であり、興南は戦前の新興財閥・日窒によって1920 年代に開発が始まった一大化学工業都市である。
両都市は、第二次大戦を経て、日本人の収容・引き揚げ拠点都市となった後、朝鮮戦争において米軍に破壊された。
しかし、東ドイツの援助のもとで復興し、現在は合体して北朝鮮を代表する都市の一つとなっている。
本ワークショップではこの都市地域を対象に、歴史・文化運動・建築・都市景観などを、朝鮮史・建築史専門の各研究者が、具体的な素材を持ち寄って議論する。
蓄積の浅い北朝鮮都市・建築研究の前進に協働してつなげたい。

北朝鮮ハムフンの歴史都市空間 朝鮮史× 建築・都市史ワークショップ
2014 年2 月5 日(水)10:30 ~ 17:00  参加無料 
京都大学稲盛財団記念館3 階・小会議室Ⅱ
京都市左京区川端通り荒神橋東詰 

<プログラム>
10:30-11:15 「咸興・興南に関する歴史研究」
           水野直樹(京都大学)
11:15-12:00 「北朝鮮の近代建築と咸興・興南―2013 年9 月の訪朝報告を中心に―」
           谷川竜一(京都大学地域研)
13:00-13:45 「東独の建築家K. ピュシェルによる咸興戦災復興計画のための朝鮮の伝統的集落の調査」
           冨田英夫(九州産業大学)
13:45-14:30 「朝鮮窒素肥料による興南の都市建設」
           辻原万規彦(熊本県立大学)
14:45-15:30 「咸興地域社会史の一端:ミッション関連史料を中心に」
           板垣竜太(同志社大学)
15:30-16:15 「工場=要塞、あるいは生産と死の場所:李北鳴と朝鮮窒素」
           チャ・スンギ(韓国・聖公会大学)