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2014/01/18  流行歌から考える東アジア:1920s〜70s―貴志俊彦『東アジア流行歌アワー—越境する音 交錯する音楽人』刊行記念トーク・イベントのご案内

流行歌から考える東アジア:1920s〜70s―貴志俊彦『東アジア流行歌アワー—越境する音 交錯する音楽人』
刊行記念トーク・イベント

日時:2014年1月18日(土)18:30~20:30
場所:MEDIA SHOP(http://www.media-shop.co.jp/)
   京都市中京区河原町通三条下る大黒町44 TEL: 075-255-0783
入場料:500円(書籍購入の方は無料)

司会:佐藤守弘(京都精華大学デザイン学部教授)
講演1:貴志俊彦(京都大学地域研究統合情報センター教授)
   「音楽空間の共鳴——『華語圏』と『帝国圏』のはざまで」
講演2:輪島裕介(大阪大学文学部・文学研究科准教授)
   「演歌ナショナリズムからトランスナショナル流行歌へ」
コメンテーター:安田昌弘(京都精華大学ポピュラーカルチャー学部准教授)

20世紀初頭に登場した「流行歌」は,SPレコード,ラジオ放送,トーキー映画というメディアの隆盛とともに,地域を超え,時代を超えて,トランスナショナルに広がっていきました。2013年に岩波書店から刊行された貴志俊彦『東アジア流行歌アワー——越境する音 交錯する音楽人』は,1920年代から70年代に至る東アジアの時代史を「流行歌」を軸に考察しようとしています。日本,中国,満洲,台湾,朝鮮,香港を包括する東アジアをひとつの文化空間として捉えた場合,軸となるのは「帝国圏」と「華語圏」というふたつの地政圏。第二次世界大戦から冷戦をひとつの連続した時間と措定し,植民地主義とポスト植民地,音楽産業における国際分業,そしてメディアの相互関係にスポットをあてていきます。そこに浮かび上がるのは東アジアにおける「ジャズ」の意味! 大きな視点から描かれたポピュラー音楽の歴史を巡って,歴史学,音楽学,社会学と領域を超えた研究者が討議を繰り広げます。

http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/02/7/0291150.html

連絡先:貴志俊彦 tokishi<AT>cias.kyoto-u.ac.jp (<AT>→@に変換して送信してください)