1. ホーム
  2. 研究活動
  3. 過去の研究プロジェクト
  4. H25年度~H27年度の研究プロジェクト
  5. 地域情報学プロジェクト
  6. 写真雑誌に見る第二次世界大戦期の記憶とジェンダー・エスニシティの表象分析(h25~h26)

地域情報学プロジェクト

写真雑誌に見る第二次世界大戦期の記憶とジェンダー・エスニシティの表象分析(h25~h26)

個別共同研究ユニット
代表: 杉村 使乃(敬和学園大学人文学部・准教授)
共同研究員: 池川 玲子(実践女子大学・非常勤講師)加納 実紀代(敬和学園大学人文社会学研究所・客員研究員)神田 より子(敬和学園大学人文学部・教授)、貴志 俊彦(京都大学地域研究統合情報センター・教授)、桑原 ヒサ子(敬和学園大学人文学部・教授)、杉村 使乃(敬和学園大学人文学部・准教授)、平塚 博子(日本大学生産工学部・助教)松本 ますみ(室蘭工業大学工学研究科・教授)
期間: 平成25年4月~平成27年3月(2年間)
目的:  戦時下において、雑誌やポスターに見られる写真やイラストなどの非文字メディアは、各国の戦争の大義を国民に確信させ、戦争へと動員するうえで大きな役割を果たした。またこれらは、各国の民族政策やジェンダー秩序、また「国民」形成を正当化するうえで大きな役割を果たしてきた。本研究グループは、主に第二次世界大戦下、イギリス・アメリカ・中国・ドイツ・日本において刊行された女性雑誌・一般大衆誌に掲載された表紙・グラビア写真や諷刺画などを一次資料とし、そのジェンダー・エスニシティ表象を分析し、国際比較を行う。第二次世界大戦は各国が国民総動員の下に戦った総力戦であった。ここでは特にこの時期を対象とし、連合国・枢軸国、双方のメディア戦略を調査した上で、大衆メディアにおける非文字資料の表象分析を行い、ジェンダーとエスニシティの交錯を考察する。また、収集した非文字資料の分析方法と共有化に向けての方法論を模索する。
研究実施状況: -平成25年度-
 関連プロジェクトの科学研究費補助金基盤研究(C)「大衆メディアに見る第二次世界大戦期と戦後秩序の中のジェンダー・エスニシティ」と連携し、資料の収集、分析を進める一方、研究会・ワークショップ(テーマ「非文字資料に見るジェンダー・エスニシティの表象分析:資料の共有化と研究利用に向けて」)を2回実施した。
【第1回研究会】
日時・場所:2013年8月3日(土)13:00~17:00(敬和学園大学尋心館)、4日(日)13:00~17:00(新潟市万代市民会館研修室)
報告者および報告タイトル:
・貴志俊彦(地域研)「非文字資料をめぐる国際共同研究の試みとその課題」
・金惠信(青山学院大学)「モガと遊女を語り、描くということ:植民地期朝鮮における文化表象を中心に」
【第2回研究会】
日時・場所:2014年2月24日(月)13:00~17:30、25日(火)10:00~17:30(地域研セミナー室)
報告者および報告タイトル:
・林田敏子(摂南大学外国語学部)「軍隊のなかの女性たち――二つの大戦に見るジェンダーとセクシュアリティー」
・杉村使乃「写真週刊誌『ピクチャー・ポスト』に見る第二次大戦下の女性のジェンダー・セクシュアリティ」
・佐藤守弘(京都精華大学デザイン学部)「写真は透明なメディアか?:ヴィジュアル・カルチャーと歴史」
・池川玲子「1970年代のパルコポスターに見るジェンダーとエスニシティ」

-平成26年度-
 科研費 基盤研究(C) 「大衆メディアに見る第二次世界大戦期と戦後秩序の中のジェンダー・エスニシティ」と連携し、関連分野の研究者を交えた公開の研究会を2回、またシンポジウムを1回開催した。内容(メンバーのみ記載)については以下の通り。
【定例研究会】
2014年7月26日―27日開催 
於:敬和学園大学、新発田学研究センター
テーマ「第二次世界大戦前、大戦中、そして戦後におけるジェンダー秩序の変化と戦争の影響、またメディア表象における変化」
・「Ladies’ Home Journal誌に見る1950年代白人既婚女性の表象」松崎洋子
・「第二次世界大戦後のLIFEにおけるジェンダー表象」平塚博子
・「占領者日本の「支那」女性像と抗戦中国の女性像:『北支画刊』・『北支』・『良友』から考える」松本ますみ
・「戦時下・戦後におけるジェンダー秩序とメディア表象:イギリスの場合」杉村使乃
・「ドイツ人女性たちの、第一次世界大戦、第二次世界大戦、そして戦後」桑原ヒサ子
・「表紙に見る『アサヒグラフ』1935-1950」神田より子
・「玉砕神話の形成とジェンダー・エスニシティ:「サイパン玉砕」の黒髪の女をめぐって」加納実紀代
・ 1940年代日本映画に見る戦闘系制服美女―女子通信退院から婦人警察官(*歴史用語として使用)へ」池川玲子
【神奈川大学非文字資料研究センター租界班 第46回研究会(拡大例会)】
「図像資料の研究を考える-戦争と生活」
2014年12月6日13:00~18:00
於:神奈川大学横浜キャンパス
・「『ピクチャー・ポスト』に見る第二次世界大戦下のニッポン」杉村
・「占領者日本の「支那」女性像と抗戦中国の女性像:『北支画刊』・『北支』と『良友』から考える 」松本
コメンテーター:加納、池川、孫安石(神奈川大学)
研究成果の概要: -平成25年度-
 本共同研究で検討中のポイントは以下の二点である。一つめは、第二次世界大戦下の大衆メディアにおけるエスニシティ・ジェンダー表象に関する日本、ドイツ、アメリカ、イギリス、中国各国の大衆メディアの表象の個々の分析と国際比較である。もう一点は、この研究でこれまで収集してきた画像などの非文字資料の共有と研究利用の方法の模索である。前者に関しては、研究会での報告、議論を通して、特に女性の戦時活動については既成のジェンダー秩序を揺るがすものであったことが明らかになった。しかし一般大衆向け雑誌と、女性を読者対象とした雑誌では、「女らしさ」と女性の活動の表象に差異が見られることが明らかになった。戦時下のメディアでは総力戦にふさわしい「国民」の再生産のために言説と画像が意識的に操作され、戦況によって女性やエスニックグループを国家にとって都合良く包摂・排除するため、表象には揺らぎが見られることが明らかになった。
 後者のポイントに関しては、一次資料として扱った雑誌の表紙や写真のアーカイヴ化、また共有の現状を明らかにした。アメリカの『ライフ』やイギリスの『ピクチャー・ポスト』、そして日本の『アサヒグラフ』などウェブ上で公開されているもの、またすでに復刻版が出版されているものもあるが、一方で現地の図書館でも閲覧が難しいものも多くある。また大量の画像分析を可能にする類似画像検索システムの導入が可能かどうか、関連研究開発を行っている企業を訪問し、検討した。この研究においては、各地域における同時代の共通事項(政治、娯楽、ファッションなど)の比較検討を可能にする精度が必要であるが、現時点では希望する精度と導入可能な条件を満たすものは見つかっていない。

-平成26年度-
 本共同研究はこれまで研究課題「第二次世界大戦下の大衆メディアにおけるエスニシティ・ジェンダー表象」に取り組み、日本、ドイツ、アメリカ、イギリス、中国各国において刊行された女性雑誌・一般大衆誌のジェンダー・エスニシティ表象を分析し、国際比較を行ってきた。欧米アジアの媒体を広く扱うことで、戦時下において同じ画像が異なる場所で発行された雑誌に掲載されたり、異なるトリミングやキャプションを用いて、全く異なる視点で読者に提供されたりしていることが明らかになった。
 H26年度は、時系列を1950年代まで伸ばし、戦時下に「国民」として動員された女性やマイノリティについて、戦後、ジェンダーや人種・エスニシティの平等がすすんだのか、また、戦時中の女性・民族政策が戦後のジェンダー秩序や「国民」形成にどのような影響を及ぼしたのかをメディア表象分析を元に検討した。ほとんどのメディア表象では、戦時中、積極的に労働力として動員された女性たちの「女らしさ」への回帰が顕著である。また、アメリカの『ライフ』などでは、利便化された家事用品を駆使するアメリカ人主婦の他国の女性たちに対する優位性を強調することで、バックラッシュを曖昧にするような表象も見られた。本年度、特に着目したのは、広島・長崎への原爆投下と冷戦下における核開発競争、そして核の「平和利用」の表象である。これに関してはシンポジウムを開催し、日本、アメリカ、イギリスの表象の比較分析を行った。また、ヒロシマ、ナガサキ・アーカイブ主宰の渡邉英徳氏を招聘し、「核」の表象と記憶について現在に至る視野で討論することができた。
公表実績: -平成25年度-
【出版】
・単行本:松本ますみ編 『中国・朝鮮族と回族の過去と現在――民族としてのアイデンティティの形成をめぐって』 創土社、2014年4月。
【出版(論文)】
・学術論文:平塚博子(日本大学生産工学部)著 「第二次世界大戦下のアメリカのメディアがみた日本―『ライフ』が報じた日本像」『国際文化表現研究』Expressions 9号
【国際文化表現学会】 2014年
・公開シンポジウム「ビジュアル・メディアとジェンダー」
日時:2013年12月15日(日)10:30~18:00
場所:(財)東洋文庫2F 講演室1
基調講演:加納実紀代(女性史研究者・元敬和学園大学特任教授)「原爆表象とジェンダー」
第1部 「中国のビジュアル・メディアとジェンダー」
報告:
・坂元ひろ子「抗日戦争期の中国漫画におけるジェンダー表象」
・石田留美子「中国現代アートにみるジェンダー表象」
第2部 「女性誌にみる戦争とジェンダー表象」
・神田より子「第二次大戦下、『青年女子』の表象」
・桑原ヒサ子「『ナチ女性展望』におけるジェンダー表象」
主催:
NIHU現代中国地域研究・東洋文庫拠点・ジェンダー資料班&図画像資料班、京都大学CIAS共同利用・共同研究プロジェクト・複合研究ユニット「非文字資料の共有化と研究利用」&個別研究ユニット「写真雑誌に見る第二次世界大戦期の記憶とジェンダー・エスニシティの表象分析」
共催:
敬和学園大学戦争とジェンダー表象研究会、科研基盤(A)「東アジア域内100年間の紛争・協調の軌跡を非文字史料から読み解く」、科研基盤(C)「歴史的視点による中国のジェンダー秩序に関する総合的研究」、科研基盤(C)「大衆メディアに見る第二次世界大戦期と戦後秩序の中のジェンダー・エスニシティ」

-平成26年度-
【出版(単行本)】
・池川玲子 単著 『ヌードと愛国』講談社現代新書、2014年10月。
・池川玲子 共著「『青鞜』への道――保持白雨と南湖院」(鈴木則子編『歴史における周縁と共生―女性・穢れ・衛生―』所収)思文閣、2014年1月。加納実紀代 共著『歴史に学ぶ 戦争体制はいかにつくられたか』労働教育センター、2014年6月。
・加納実紀代 共著『何を恐れる フェミニズムを生きた女たち』岩波書店、2014年10月。加納実紀代 共著 『岩波ブックレット 3・11を心に刻んで 2015』岩波書店、2015年3月。
・平塚博子 共著  『Terminal Beginning―アメリカの物語と言葉の力』 論創社、2014年。
【出版(学術論文)】
・加納実紀代「殉国と黒髪―「サイパン玉砕」神話の背景」『インパクション』196号、2014年8月。
・加納実紀代「「輝く女性」今昔ものがたり 岐路に立つ日本のフェミニズム 」『インパクション』197号、2014年11月。
・桑原ヒサ子「女性雑誌『ナチ女性展望』に掲載された連載小説とその作家たち」『敬和学園大学研究紀要』第24号、2015年2月。
・桑原ヒサ子「ドイツ人女性の戦後 ―「零時」からの出発―」『敬和学園大学人文社会科学研究所年報』 第13号、2015年6月発行予定。
・平塚博子 単著「戦争・国家・人種:「新」南部物語としての『墓地への侵入者』」 Soundings 第 40号、2014年11月。
・平塚博子 単著「『リロイ・ジョーンズ/アミリ・バラカの自伝』におけるアミリ・バラカの新たなブラックネスの模索」 『黒人研究』84号、2015年3月。
・松本ますみ「モンゴル人と「回民」像を写真で記録するということ―「華北交通写真」からみる日本占領地の近代―」『交感するアジアと日本』(アジア研究 別冊3)静岡大学人文社会科学部。2015年2月。
・松本ますみ「中国イスラーム教育におけるペルシャ語学習の排除―近代化と「合理化」の果てにー」『平成24年度~26年度 日本学術振興会―科学研究費補助金基盤研究(B) 1920年代から1930年代中国周縁 エスニシティの民族覚醒と教育に関する比較研究 研究成果報告書』2015年3月。
【シンポジウム「Remapping Hiroshima: 「ヒロシマ」を(再)マッピングする」――核時代の到来・起点としての「ヒロシマ」――」】
2015年3月15日 於 広島市まちづくり市民交流プラザ 
主催:
京都大学地域研究統合情報センター、敬和学園大学 戦争とジェンダー表象研究会 (科学研究費補助金 基盤研究(C))
協力:
ひろしま女性学研究所
基調講演「「原爆」表象とジェンダー・エスニシティ」加納実紀代(敬和学園大学元特任教授)
パネル:写真雑誌にみる「核時代の到来」 14:20~15:00(各20分)
アメリカの『ライフ』 平塚博子(日本大学)
イギリスの『ピクチャー・ポスト』 杉村使乃(敬和学園大学)
第二部 講演「多元的デジタルアーカイブズと記憶のコミュニティ」渡邉英徳(首都大学東京 システムデザイン学部 ヒロシマ・アーカイブ、ナガサキ・アーカイブ主宰)
コメンテーター 貴志俊彦(CIAS) 木村尚子(広島市立大学)
【学会発表など】
・加納実紀代(招待講演)「『原子力の平和利用』と近代家族の成立」シンポジウム 「原発とジェンダーの現代史」ジェンダー史学会第11回年次大会 2014年12月14日、横浜国立大学。
・桑原ヒサ子(招待講演)「女性雑誌『ナチ女性展望』に掲載されたファッションと料理のページから再構成する第二次世界大戦下の暮らし」ゲルマニスティネンの会関東支部冬期研究会、2014年12月20日、早稲田大学国際会議場。
・杉村使乃 「イギリスに見る雑誌が作る第二次世界大戦下の女性像」
ジェンダー史学会第11回年次大会 2014年12月14日、横浜国立大学。
・平塚博子 「ポストブラックナショナリズムのアミ・バラカの作品とアクティビズム」 日本英語文化学会第17回全国大会 2014年9月12日、 日本大学生産工学部津田沼キャンパス。
・平塚博子 「冷戦初期アメリカにおけるメディアとジェンダー表象 ―『ライフ』誌が描いた女性たち」 ジェンダー史学会第11回年次大会 2014年12月14日、横浜国立大学。
・MATSUMOTO, Masumi (招待講演) "The New Returnees: the Changing Dynamics of Hui Society in China". Session 2: Multi-layered Connections: China and the Islamic World, International Conference on Modern China in Global Contexts: 1600-Present" August 11, 2014, Academica Sinica, Taipei, abstract of the Conference paper, 99-100, full paper 1-15.
・MATSUMOTO, Masumi (招待講演)"Zhangjiakou on the Kahoku-kotsu Photo Collection" International Seminar on Global Design of Mongolian Network and "Asia"The Faculty of International Communication, Aichi University, December 11, 2014, Aichi University, Nagoya.
・松本ますみ(招待講演)「モンゴル人と「回民」像を写真で記録するということ―「華北交通写真」からみる日本占領地の「近代」―」国際シンポジウム「交感するアジアと日本」静岡大学人文社会科学部・アジア研究センター、2015年2月27日。
・MATSUMOTO, Masumi (招待講演)"Islamic Education for Women in China: Vocational or Ethical Schooling?” The Thrid International Symposium of Inner-Asia Research Networks, Toyo Bunko, February 28, 2015, Toyo Bunko.
・松本ますみ(招待ワークショップ講演)「日本占領下中国ムスリムが伝えた中東情勢:1930年代末から1940年代初頭」『アジアのムスリムと近代』研究班ワークショップ、上智大学イスラーム研究センター、2015年3月2日、上智大学四谷キャンパス。
・MATUMOTO, Masumi (一般講演) "An Overview on Christian-Muslim Relations in China" Conference Paper of East Asia Division of Christian-Muslim Relationship 1900, July 8, 2014 Melbourne, Australia,.
・MATUMOTO, Masumi (国際セミナー発表) ”Is It Possible to Hear the Voices of Ainu Women?” THIRD AINU-SÁMI SEMINAR: Struggles for decolonization & indigenous peoples: addressing, and comparing, the Sámi and the Ainu Northern Institute For Environmental And Minority Law, Arctic Centre, October 17, 2014, Lapland University, Rovaniemi, Finland.
・MATSUMOTO, Masumi (国際フォーラム発表) "Images of Muslims in North China and Inner Mongolia on the Kahoku-kotsu Photo Collection" International Forum:  Hui-Muslims during 1920s and 1940s: Focusing on Oral History, December 19, 2014, International Conference Hall, Waseda University.
研究成果公表計画
今後の展開等:
-平成25年度-
 各メンバーが担当する地域について、第二次世界大戦期の前後(地域によっては第一次世界大戦も含む)、1950年代までを視野に入れ、非文字資料における表象の傾向をまとめる。戦争によってジェンダー・エスニシティ表象はどのように変わったのか、そして、戦後のジェンダー平等にどのような影響を与えたのかをまとめ研究会で報告する。また、非文字資料の共有と研究利用について、主にこれまで収集した雑誌の表紙を使い、その際、ジェンダー・エスニシティ分析に有効なキーワードは何かを検討し、画像リストを作成する。また大量の画像データを処理する際には、キーワードに拠らない類似画像検索利用の可能性を模索する。同様の構図だけではなく、地域を横断して同時代に共通してみられる人物(政治家やその他の著名な人物)やイベント、風景を用い検索し、各地域の類似と差異を比較検討することが可能か関係研究機関を訪問し、検討する。以上の成果に関しては年度末にシンポジウムを開催し、広く公開する。

-平成26年度-
 第二次世界大戦下の大衆メディア分析と戦後のジェンダー秩序形成への影響については、これまでの研究をもとに書籍にまとめる。また、1960年代以降のフェミニズム運動にどのような影響を及ぼしたのかについて引き続き資料収集・分析を継続する。