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地域環境とグローバルな持続可能性への挑戦

新規プロジェクト

地域環境とグローバルな持続可能性への挑戦

代表 ウィル・デ・ヨン ・ 柳澤 雅之
研究目的: 世界は今、自然環境資源をいかに確保するかという大きな課題に直面している。気候変動とその影響、食の安全、飲料水の確保、健康問題、生物多様性の保全等は、国内的にも国際的にも大きな関心事となっている。本複合共同研究「地域環境とグローバルな持続可能性への挑戦」は、ローカルな人びとの自然環境との実践的なかかわりをベースにした地域研究のアプローチにより、これらの世界的課題の解決に貢献することを目指す。本複合共同研究に含まれる課題としては、自然環境資源とローカルな人びとのかかわりや実践に関するものだけでなく、それらをグローバルな言説や運動とも関連させた課題も考察の対象とする。ローカルな視点からより深く理解すると同時に、グローバルな動きにローカルな実践を位置づけることの重要性を本プロジェクトで示していきたい。内外の萌芽的なアイデアを持つ研究や、より大きな枠組みでの研究ともリンクすることで、議論のためのより大きなプラットフォームを形成し、新たな価値を見出すことを目的とする。
研究意義: 持続可能性の問題が、国際社会が直面している最も大きな課題である。世界人口が増え続ける一方で、世界の多くの国では消費レベルが依然として高いままである。このことが、世界の自然環境資源にさらなる負荷を与えている。これを解決していくには、グローバルかつローカルな視点を持ち、新しい形でのローカルな自然環境資源の管理を考える必要がある。本複合共同研究では議論のための共通のプラットフォームを提供し、ローカルな環境問題、とりわけグローバルなプロセスとの関係性が問題となるような研究を追求し、国際社会の直面する課題に貢献する。
期待される成果: 本複合共同研究で期待される成果は次のとおりである。
1. 研究活動の共通のプラットフォームの形成
研究活動は、CIASやそのメンバーにより行われる。CIAS以外のメンバーによる研究活動では、CIASメンバーと協力して研究活動を行う。
2. 国際ミーティングの開催
少なくとも1年に1度の国際ミーティングを行う。ミーティングは、日本国内だけでなく、海外でも行うことができる。CIASが主たる主催者あるいは共催者となる。ミーティングの開催資金は他の財源より確保する。
3. 査読付き論文
査読付き論文を提出する。